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豊臣家の再興を願いながら、豊臣家を滅亡させた淀殿

今朝は、冬に近づいていることを実感するような寒い朝でしたが、昼間は温暖な天気でした。
今月23日は、私の49回目の誕生日でしたが、この日曜日に録画していたNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」を本日、ようやく見ることができました。
いよいよ、大阪冬の陣が始まるわけですが、このドラマのシナリオのなかでは、淀殿がいつまでも「豊臣家の天下」を信じて疑わず、その頑なさゆえにかえって、豊臣家を滅亡させてしまった、という描き方をしております。

一般的には、徳川家康が徳川家の天下支配を安泰たらしめるために、災いの種を摘み取るべく、豊臣家を滅ぼしたという見方が通常の見方です。
もちろん、このドラマでもそうした見方のうえにシナリオが作られていますが、淀殿の立場からそれを描いているのが、通常の見方と少し趣が異なっていて面白く感じています。

このように、歴史というのは、現在進行形の真っただ中にあるときは、そのときの状況を正確に把握して、選択肢を選ぶことは非常に難しいものだということがわかります。
淀殿にしてみれば、家康の命令通り「大阪城を出て、徳川幕府の一大名に甘んずる」ことなどありえない、と思っていたとしても、それは至極当然のことだったでしょう。
しかし、歴史というのは、結果からみれば、それはただ単に豊臣家を滅亡させる判断にすぎなかったことがわかります。
淀殿にしてみれば、たとえ、家康に滅ぼされたとしても、意地でも家康の軍門に下ることなどできない、と思っていたでしょう。
しかし、滅亡させられてしまえば、すべては終わりです。家臣の片桐且元は、冷静に家康のいうとおりにするしかない、と進言しますが、淀殿はまったく聞き入れません。
これも、そのときの淀殿の気持ちからみれば、当然のことだったのでしょうが、やはり、あとから歴史を振り返ってみると、片桐且元のいうことのほうが正しかったと思わざるを得ません。

歴史を現在にあてはめて考えてみると、現在もさまざまな岐路に日本は立たされています。
復興財源の問題、社会保障制度改革の問題、財政再建の問題、原発の問題、TPPの問題、円高対策・景気対策の問題などなど……

こうした問題について、それぞれの案に対して、賛成・反対の意見にわかれるのは世の常です。
そのとき、大局観に立って、日本が衰亡する道を避けるためには、どうすればよいのか、どういう選択がベターなのかは、歴史の現在進行形の真っただ中にいる私たちには、ほとんど見えません。
しかし、それが見える人はごく少数ながら必ずいると思います。
ただ、それが見える人は少数ゆえに、多数から反対されるのが常です。
特に、国民という一般大衆は、ほとんどの場合、見えない側にいるがゆえに、反対に回るでしょう。
そのとき、「正しい道」が見える人が、その方向に導くことができるかどうか。
そういう人〈政治家)が出るかどうか。
日本が衰亡するかどうかは、ここにかかっている、とNHK大河ドラマを見ながら、ふとそういう感慨にふけりました(^_^.)

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