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私道の問題

市民の方の要望のなかで、私道の整備が少なくありません。
しかし、この私道の整備というのは、多くの場合、実現するのが困難なケースが多いのです。
一番大きな壁となるのが「4メートル以上の幅があること」という条件です。
逆に言えば、4メートル以上あれば、わざわざ市議会議員に頼まなくても、直接役所に要望すれば、解決します。
しかし、役所に頼んでも「4メートルないからだめです」と断れてしまったものが、相談の対象となるのです。

この私道の問題で私が感じるのは、過去の住宅販売の際に道路の幅が4メートルなくても建設・販売が許可されていたものについては、救済をしてあげなくてはかわいそうだ、ということです。
庶民にとっては、マイホームは一生の夢です。そのマイホームを購入する際、自分が購入できる値段のものであれば、多少のことは目をつぶって購入するのが人間の心理というものです。
かつては、4メートルどころか3メートルやあるいは2メートルしかないような私道の住宅が数多く販売されていました。
ですから、直接的には、そういう住宅を販売した会社の責任が問われるべきところですが、もう何十年も前のことで会社の責任をいまさら問うても仕方ありません。
それよりも、その時代に、そういう住宅を建設・販売することを認めていた行政が、「4メートルないから、何もできません」と、住民の要望を簡単につっぱねることに問題があると思います。

そうはいっても、4メートル以下のすべての私道を整備するとなると、お金がいくらあっても足りないし、現実には不可能です。
それに、今でも私道を負担する形での住宅販売は普通におこなわれております。そういうケースまで含めて、すべての私道を行政が整備するわけにはいきません。

問題は、何度もいうように、何十年も昔に、それこそ一軒の値段が一千万円もしなかった頃、そういう住宅が販売されていて、それを購入した人たちが、今、私道の問題で苦しんでいるのをどうするか、ということです。
これは、道路行政のみならず、さまざまな法律の変更をともなう、大掛かりな問題になりますが、これに手を付けていかなければならないのなら、私は、あえてそこに踏み込まざるをえないのではないか、と思っています。

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