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福島県からの避難者の子どもの「保育園入園を拒否」ニュースをみて

福島第一原発事故によって、避難を余儀なくされた方々が、避難先でいわれなき差別を受けている、というニュースがありました。
福島ナンバーの車が駐車することを拒否されたり、福島県の避難者が銭湯に入ることを拒否されたり、福島県の避難者の子どもが近所の公園で遊ぼうとしたら、近所の人たちが「公園では遊ばないでください」と言われて遊べないなど。
そのなかで、福島県の避難者の子どもを保育園に預けようとしたところ、保護者が「放射能がうつるからやめてほしい」という申し入れがあり、入園を拒否された、という話もありました。

「放射能がうつる」ということを、本当に信じている人たちが、この国には少なからずいる、ということでしょうか。
そうした非科学的で間違ったことを真実だ、と信じている人たちがいることを、私は大変に残念に思いました。

過去の歴史をひもといてみると、非科学的なことをあたかも真実かのように信じている、という例はたくさんあります。
そうした話は、今からみればほとんど笑い話のような話ですが、しかし、その時代には、信じている人がたくさんいました。
たとえば、写真を撮影すると魂を吸い取られてしまう、という話。
牛肉を食べると、人間が牛に変わってしまう、という話。
蒸気機関車に乗ると、魂がうばわれてしまうという話。
あるいは、日本各地に伝わるさまざまな迷信のたぐい。

そうした迷信に対して、現代の多くの人は、「非科学的なばかげた話」だと思っています。
ところが、そう思いながらも、一方で自分自身が「放射能がうつる」という非科学的なバカげた話を信じているのです。
なんと愚かなことか。
そうした非科学的な話を信じて、原発の被害者に対して「ゲンパツ」と呼んでいじめる。
なんと哀れなことか。

人間の愚かさは、昔も今も、そして未来も変わらないのでしょうか。

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