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犬や猫の殺処分ゼロめざして

昨日(4月17日)の公明新聞(2面)に「犬猫の殺処分ゼロへ」と題した、党の合同会議の記事がありました。
党の環境部会と動物愛護管理推進委員会の合同会議で、環境省から犬猫の殺処分の現状の説明を受け、殺処分ゼロに向けての意見が交換されたとのことです。
日本で殺処分されている犬や猫は、2012年には16万匹以上いたそうです。

先日、ある方から私の携帯メールに、犬の殺処分がどのようにされているのかを示すユーチューブの映像のURLを送ってこられて、「一日も早く、殺処分をなくしてほしい」という声を寄せられたことがありました。
かなり前から、日本における殺処分の残酷さは指摘されていたので、話では聞いていたのですが、その映像を見ると、本当に悲惨でした。

その映像では、そこがガス室であることを察知しているのか、おびえてぶるぶる震えるようしっぽが垂れて足の間にはさみこまれた犬たちが切ない声で鳴きながらガス室に入れられていきます。
そして、二酸化炭素ガスを入れられて呼吸ができなくなり、苦しみもがきながら窒息死していく模様が写しだされておりました。
あまりにもむごくて残酷なシーンに、見ているのが本当につらい映像でした。
この「二酸化炭素による窒息死」という殺処分方法では、早くて10分、長ければ1時間以上も窒息によって苦しみもがいて死んでいくそうです。

なぜ、日本ではこのような「残酷な方法」で殺処分をおこなうのかといえば、そのガス室による殺処分のためにこれまで莫大なコストがかけられてきたため、それをやめたくてもやめられなからだそうです。
一部の自治体では、こうした二酸化炭素による窒息死ではなく、薬物注射によって苦しみを与える時間を少なくする、という「人道的」な方法に切り替えたところもあるようです。
しかし、その薬物注射とて、表面上は眠るように死んでいくように見えるそうですが、実際は意識を失わずに体に激痛を与えられながら動かなくなって死んでいくものもあるそうです。

いずれにしても、このように殺処分される犬や猫というのは、ほとんどが飼い主の都合によって不要と化してしまったものだそうです。
主な理由としては、
・引越しで飼えなくなった。
・子供にアレルギーが出た。
・先住のペットと相性が合わない。
・仕事が忙しくなった。
・子供が生まれたので世話をする時間がなくなった。
・近所から苦情がきた。
・高齢になったペットの介護が重い負担になった。
・病気で世話が出来なくなった。
・飼い主が亡くなった。
など……

さいたま市でも、犬猫の殺処分はゼロではありませんが、飼い主が手放してしまった犬や猫の「里親」を募集したり、特に猫の不妊去勢手術を奨励したりして、殺処分される犬や猫を減らすための努力をしております。
しかし、行政の努力も大切ですが、何よりも市民一人ひとりの意識の向上がなによりも大切です。

最初は気楽な気持ちで、犬や猫をペットとして飼ったとしても、上記の理由から飼えなくなったときに保健所に引き取ってもらって殺処分になってしまう……、ということが現実は少なくないからです。
現状では殺処分せずに飼い続けるとするとエサ台などの莫大なコストがかかるために、非常に困難です。
そうである以上、ペットを飼うときは、そのペットが亡くなるまで買い続ける、という意思と見通しをもって飼わなければなりません。
その意味では、ペットの飼い主のモラル向上を啓発する取り組みがもっとされなければならないと思います。
そのうえで、殺処分の方法を安楽死の方法に変えることはできないのかを知恵を出して考えていかなければならないと思います。

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