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朝の通勤時間帯の混雑ぶりを観察して思ったこと

本日は、朝の駅頭でのあいさつを途中でやめて、以前から「なんとかしてほしい」という要望の多かった、埼京線・武蔵浦和駅の上りホームの混雑ぶりを、朝7時から8時までの1時間、じっと観察しておりました。

要望のなかには、「埼京線が大変混雑しているので、新しい改札口をもうけてほしい」「ホームに、東京の地下鉄のように、防護柵をつくってほしい」などとあるので、それらが本当に必要なのかどうかを、自分の目で確かめたかったこともあります。

私も昨年までサラリーマンをしており、埼京線で新宿まで通勤していたので、朝の混雑ぶりはよく承知しているつもりでした。しかし、「急いでホームに上がって、電車に乗らなければ」という焦った気持ちではなく、冷静にホームで人の流れを観察していると、自分が通勤客だったときには気が付かなかったことをいくつか発見しました。

まず、第一に非常に混雑していて乗車率がかなり高い電車の次は、やや混雑が緩和された電車がくる、ということ。
通勤客の心理としては、目の前に来た電車に飛び乗らなければならない、という心理が働くので、その電車がどんなに混雑していても、とにかく無理やりでも飛び乗ろうとします。
しかし、朝のもっとも混雑している時間帯だと、その電車の5分後、へたしたら、3分後に、また次の電車がくることもあります。実際、埼京線の上り列車は、そうでした。
すると、車両に乗客がパンパンに詰め込まれた電車のすぐ次に来た電車は、結構、車両と乗客の間に隙間が見られる場合があったのです。

次に、通勤快速の次の各駅列車は、間違いなく、混雑が緩和している、ということ。
冷静に考えると、武蔵浦和駅から新宿駅までの区間は、通勤快速電車で約25分、各駅列車だと約30分。その差が5分程度です(実際には、各駅ごとに少しずつ列車の発車時間が遅れるので、トータルすると約8分ぐらいの差になるかもしれません)。


ということは、超混雑している通勤快速に無理して押し込んで乗るよりも、そのあとの各駅列車のほうが、ホームも比較にならないほど空いているし、精神的なストレスも軽減されるので、選択の余地がありそうです。

そして最後に強く思ったことは、朝7時〜8時の混雑ぶりが、8時を過ぎた途端、がらりと変わったこと。「そんなことは、当たり前だ」と思われるでしょうけれど、時差出勤が可能な会社であれば、私は迷わず、朝7時台を避けて8時台の電車に乗りたい、と思いました。
ただ、私が以前勤めていた会社は時差出勤が認められず、全員が朝8時30分までに出社しなければならなかったので、それができませんでした。
おそらく、日本の企業のほとんどは、私のように時差出勤の認められない会社なのだろう、と思います。
しかし、小売業や金融機関やその他、朝早くから営業を開始しなければ会社が競争に取り残されてしまうような会社を除くと、時差出勤を認めることが不可能な会社ばかりとは思えません。
実際、私の勤めていた会社は出版社でしたが、たとえば、社員の半分ぐらいが交代で朝の出勤時間帯をずらしても、業務にさほど支障をきたすとは思えませんでした。

私の以前の会社のことはさておき、本題に戻ると、現在の朝の通勤時間帯で最も混雑するのは、地域にもよると思いますが、武蔵浦和駅でいえば、朝7時〜8時、なかんずく7時〜7時30分なのです。
この時間帯を避けて時差出勤ができれば、「もう1つ改札が必要」とか「ホームに防護柵が必要」という要望もなくなりそうです。

民間企業に、政治の力で時差出勤をさせることは難しいかもしれません。
しかし、超混雑による人身事故の危険性を避ける、というメリットは大きいものがあるし、通勤によるストレスや体力消耗を緩和することによるメリットも、大局的に見れば、国家全体の経済活動にプラスをもたらすのではないかと思います。

その意味で、朝の時差出勤を奨励するなんらかの政策が望まれます。

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