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政治に対する誤解と真実

日本の政治不信は、かなり前から、極限に達しているといわれています。
世論調査で「支持政党なし」がここ数年、常に1位であることが、その表れであると思います。
確かに今の政治状況を見ると、国民にとって主要な関心事項が政治では解決されないことが多いため、既存の政党に対する不信感が高まるのは当然のことだと思います。

そのうえで、私が思うのは、ほとんどの国民は、政治がどういうシステムで動いているのかを知らなさすぎる、ということです。もちろん、それは国民の責任ではありません。
政治のプロセスが複雑でわかりにくいことを言わなかった、これまでの政治家の責任であるし、同時にセンセーショナリズムで「売れること」ばかりを考えてきたために、政治の本当の姿を報道してこなかったテレビをはじめとるすメディアの責任でもあると思います。
実は私自身、市議会議員になるまでは、「こうすればいいのに、なぜ、そうならないのか?」という疑問をたくさん持っていました。そして、政治に対する無力感と失望と怒りを感じておりました。
しかし、議員になって政治活動をおこないながら自分なりに感じるのは、政治家がちょっと口出しして「ああしろ」とか、「こうしたほうがいい」と言っても、そう簡単に変わるものではない、ということです(そんなことは当たり前だ、とお叱りを受けそうですが、一般の方たちのなかには、そう思っている人が意外に多いようです)。

既成政党に見切りをつけて、新しい政党なら、きっと変えてくれる、という期待を持つのはかまいませんが、では新しい政党がすぐに今の政治システムを劇的に変えることができるでしょうか?
もしもそれが実現したとしたら、それこそ、独裁政治を生み出すことにつながりかねないし、危険すぎる、と思うのです。
実際に2年前に、民主党が「私たちに政権をまかせてくれたら、すべて変えてみせます」と豪語していましたが、今、どうなっているのかを見ればよくわかると思います。

我が国は法治国家である以上、法律を無視して勝手になんでもすることが許されません。
その法律を変えるには、国民的な合意が必要です。法律を変えずに、実質的な法律変更を政府がおこなったとすれば、それは法治主義を無視した独裁といわざるをえません。
ですから、国家の重要な問題を決定するときには、国民的な議論をおこない、国民の意思を問うような国民投票や選挙がおこなわれるべきだ、と私は考えます。
税と社会保障とエネルギー政策、ならびに日本の進むべき道が問われている今こそ、その必要があるのではないか、と私は感じています。

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