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放射能汚染問題に思う

現在、放射能汚染の稲わらが与えられた牛肉が広く流通してしまった問題が拡大しています。すでに5月や6月に流通した分は、消費者の口に入ってしまった可能性が大きく、この問題を契機にすべての食材への放射能汚染疑惑が生じつつあります。
こういう問題が起こると、政府や専門家は「規制値を超えた牛肉を食べたからと言って、ただちに健康に影響を与えるものではない」というコメントを、判で押したように出すので、市民の方は逆に不安を募らせる結果になっています。
政府としては、市民を安心させたい、という配慮で「健康に影響を与えない」という言い方になっていると思いますが、それでは市民は「また、政府や専門家は我々をだましているのではないか」と疑ってしまう結果になっているわけです。

そこでどうせなら、「今回の放射能規制値を超えた牛肉を食べた方は、がんが発生するリスクが0.000000000000001%ほどアップします」というふうに、正直に科学的な根拠にもとづいてがんの発生率アップの数値を発表したほうが、市民は納得するのではないか、と思います。
その0.000000000000001%の発生率アップは、実はたばこ1本吸うことによるがんのリスクの上昇率よりも小さい、ということがわかれば、少しは安心されるのではないでしょうか?

今、牛肉やそのほかの食材に、放射性物質が含まれているかどうかが大きな関心を集めていますが、放射性物質が少し含まれていたとしても、それを食べたらただちにがんになるわけではありません。
現在の福島原発事故による放射能漏れは、あの大地震と大津波の直後の大爆発によって大気中に大量に飛散したときのものがほとんどだといわれています。
要は、あのときに大爆発が起こって空間に飛散してしまった事実を政府が3か月間も隠し続けてきて、その対策を怠ったことが現在のように放射能汚染問題を拡大させてしまったわけです。

それをいまさら言っても仕方ありませんが、これからの対策として考えられることは、日本中で(あるいは周辺の韓国、台湾、中国も)、一度、土壌や稲わらを含むすべての農産物の放射性物質の検査をおこない、福島県の稲わら以外に(たとえば静岡県のお茶もそうでしたが)、どこにどれだけ放射性物質が降り注いだのかをきちんと検査することだと思います。
なぜ、そういうことをしないのか。
私は、政府の対応の緩慢さと、危機感の希薄さには、ほとほとあきれてしまいます。

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