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大津市教育委員会と同様の「隠ぺい」によって泣き寝入りしている市民の訴え

いじめによる自殺事件で、いじめについての多くの情報を知りながらも隠ぺいしていたことで全国に名をはせた滋賀県大津市教育委員会。
こうした「隠ぺい体質」というのは、役所であれば多かれ少なかれ持っているものですが、わがさいたま市教育委員会でも、大津市教育委員会と同様の隠ぺい事件がありました。
それは、学校内で起こった事故を「事故がなかったこと」にされてしまい、そのため100万円以上にのぼるけがの医療費を自己負担して泣き寝入りしている市民の方からの相談で知りました。

その方の娘さんが小学校のとき、運動会の組体操の練習でけがをして、目と鼻の骨を折ったそうです。
学校側では、その練習を担当していた教師や周囲の児童たちと口裏を合わせて、事故内容についての報告書を偽造。
そして、教育委員会でも学校側に対して、「事故報告は不要」として、この事故を握りつぶしてしまったわけです。

そのお子さんにも会いましたが、そのときのけがのため、視力が徐々におちてしまって、1.2ぐらいあった視力が今では0.3ぐらいに落ちてしまったそうです。
また、けがの後遺症で首の骨がずれやすくなったため、スポーツが大好きだったのに、運動を控えるようにしなければならなくなったそうです。
そのお子さんも保護者も、学校の先生や教育委員会に対して、「こんなことが許されるはずがない」と激しい憤りを私にぶつけてこられました。

その保護者の方は、学校での事故による被害者の会に行って、裁判で学校を訴えたいと言ったとき、そういうケースで学校を訴えても、弁護士が4人も5人も市の側について争うことになり、最終的に勝ったケースはない、と言われて裁判をしてもムダだと思ったそうです。
残念なことに、そのお子さんの医療費の領収書などはすべて捨ててしまって、現存しません。
ただ、唯一証拠として残っているのは、そのお子さんの顔を写したレントゲン写真があるのみです。

このお話をうかがい、学校によるこのような事故の隠ぺいは、おそらくほかにもたくさんあるに違いない、と思いました。
私が驚いたのは、浦和警察署に行って被害届を出そうとしたところ、警察では「教育委員会が事故と認めない限り、被害届は出すことができない」と言われた、ということです。
これでは、けがをしても、学校は認めず、警察も被害届を受理しない、ということで、本当に泣き寝入りするしかないことになります。
現に、この親子は事故から7年が経過しましたが、ずっと泣き寝入りしてきました。
これからも、悔しい思いを抱えて生きていかねばならない、と思うと、私も本当に憤りを覚えます。
学校でけがが起こったとき、事故調査をすべて学校がおこなう、というシステムを変えて、警察が入ってきちんと現場検証しなければ、こうした隠ぺいはこれからもおこなわれていくでしょう。

これは、さいたま市の問題というよりも、文部行政の問題です。
だから、間近に迫った選挙が終わって一段落したら、国会議員に訴えて、国レベルで問題解決をはかっていくように取り組みたいと思います。

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