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ブレーキとアクセルを踏み間違えてはならない

今、国会では第3次補正予算案およびその関連法案が審議されており、そのうち第3次補正予算案は、本日21日にも成立が見込まれています。
しかし、この第3次補正予算については、本欄でも何度か述べた通り、被災地の復旧・復興の後押しをしていくために出来る限り早くやらねばならなかったものです。
本来ならば、8月あるいは遅くとも9月には成立させても遅くはなかったものです。また、そのように主張していたのは公明党をはじめとする野党のほうでした。

そもそも、3月11日に起こった東日本大震災から48日もたった4月28日に第1次補正予算案を提出。野党が休日返上で審議に協力して、それを5月2日に成立させました。
もちろん、第1次補正予算だけでは復旧・復興には足りないため、第2次補正予算をすぐに成立させて、被災地への支援を後押ししなければなりませんでした。
ところが、当時の菅首相は、自らの退陣3条件なるものを勝手に決めて、その1つを第2次補正予算とし、その第2次補正予算を提出したのは、なんと7月も半ばの15日でした。
これも野党が協力して、ほぼ予定通り22日に衆院通過、25日には参議院でも可決し、成立しました。
そのあと、菅首相が掲げた退陣3条件の残り2法案も8月いっぱいで成立して、菅内閣は総辞職。
そのあと、民主党の代表選挙がおこなわれ、野田首相が9月に選出されました。

その間にも第3次補正予算は、待ったなしの状況であったにもかかわらず、ずるずると先延ばしされて、国会に提出されたのは10月28日でした。
このように第3次補正予算が遅れたため、被災地の自治体では復興計画の策定もままならず、大きな不満が漏れていました。
たとえば仙台市は、10月中に予定していた計画策定がまだめどが立たず、奥山恵美子市長は10月27日の記者会見で「(第3次補正の内容が決まらないため)市の独自支援策を示せない」と不満を漏らしたことが報道されています。

その第3次補正予算が、ようやく本日の21日に成立の見込みとなっています。
しかし、本当に遅い。
まるで、被災地への復旧・復興に対して、ブレーキを踏み続けてきたのが、政府・民主党の対応であったと受け取られても仕方ないほど遅い。

これに反して、TPPへの交渉参加は、まるでアクセルを最初から踏み続けていたかのように早かった。
車でも、ブレーキとアクセルを踏み間違えれば、大きな事故を起こしてしまいますが、それと同じようなかじ取りが国でおこなわれているようです。
こうした車には、危なくていつまでも一緒に乗せられるのはごめんこうむりたい――それが私の率直な思いです。

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