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「決められない政治」「進まない政治」への不信と危険さ

先週から、消費税増税関連法案の国会提出に向けて、民主党は政策調査会の合同会議を開き、調整をおこなっています。
しかし、先週いっぱいでは決着がつかず、今週の21日(水)の合同会議で修正案を提示する予定になっています。
当初は16日に党内の了承をとりつけ、23日までに閣議決定する段取りを想定していたようですが、先週の合同会議で増税反対派が反発。
強引に了承を取り付けたとしても、国会に提出したあと、法案採決のときに造反が出かねない、との判断から慎重に討議を続ける模様です。

すでに、反対派への配慮から、2015年10月に消費税率を10%に引き上げたあとの追加増税をめぐって、「16年度をめどに法制化する」とした規定の削除あるいは修正を検討に入っているといいます。
さらに増税に反対する小沢一郎元代表は、「なぜ今これだけ増税と言っているのか、わからない」と繰り返し、発言しています。
それに対し、野田総理は「不退転の決意で(消費税増税を)成立させたい」と繰り返しており、両者の溝は埋まる気配はありません。

こうした民主党内の亀裂が深まるばかりの状況とともに、与野党の対立も厳しさを増しており、わが国は、この消費税増税問題や社会保障の改革、あるいは郵政改革法案、衆院の1票の格差是正と定数削減・抜本改革問題など、重要な政治課題が「決められない」状態が続いております。
経済政策においても、後手後手の状況が続き、ようやく円高は円安へと転換に向かい始めて日経平均も1万円台を回復したとはいえ、わが国のデフレ経済の立て直しは、まだまだ予断を許しません。

こうした「進まない政治」に対して、国民の政治不信や怒りは膨れ上がるばかり。
さらに、この政治不信が、「急進的改革」を目指す勢力へとなだれを打ったように支持が広がっていくことも考えられます。
確かに、何も決められないのなら、いっそのこと、スカッとするような急進的な改革をやってもらいたい、というのは、人情としてはよくわかります。
しかし、そこに大きな危険がひそんでいます。
私は、現在の政治の行き詰まりが、そうした危険な世情をかきたて、揺り動かし、現実に思っても見ないような方向へと進みかねない危険さをひしひしと感じます。
しかしそうはいっても、自分としては市議会議員として地域に根を張り、一人一人の声ときいて要望にこたえていくしかありません。
その「御用聞き」という市会議員の仕事に徹していくことが、今できる最善の仕事であると思っております。

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