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「振り込め詐欺」撃退のチェックシート

埼玉県では、今年1月から9月末までの振り込め詐欺の被害は、前年同期比より25件増の413件となっていますが、被害額は約2倍の10億7646万円に膨れ上がり、なかには、だまし取られたキャッシュカードから現金を引き下ろされたケースも含めると、さらに被害額は膨らんでいるそうです。

振り込め詐欺の手口としては、電話で自分を家族の人間などと信じ込ませる「オレオレ詐欺」が380件と大半を占めており、そのなかでも、現金やキャッシュカードを自宅に直接受け取りに来る「手交型」というタイプのものが増えています。
特に、警察官を装いキャッシュカードをだまし取る手口が今年の夏から急増。9月には、76件中20件が警察官を装ってキャッシュカードを自宅まで取りに来て、現金を引き下ろされています。

手法も巧妙で、犯人は複数の人間が役割分担をしており、家族になりすまして電話をかける「かけ子」役と、警察官や銀行員、あるいは会社の上司などになりすましてキャッシュカードを自宅まで取りに行く「受け子」役にわかれています。
まず、「かけ子」が電話をして、「受け子」が自宅に到着するまで電話を切らさないように話を引き伸ばし、電話の最中に「受け子」が到着して、そのままキャッシュカードを預かり、現金を引き下ろされてしまうのです。
これは、電話のあとに被害者が身内に相談したり、冷静さを取り戻す時間を与えないようにするための手口なのです。

具体的には、「息子さんが痴漢をした、女の子が泣いている、弁護士に電話を替わる」といって、警察官から弁護士に電話が代わり、示談金として現金をただちに用意するように、という話をしたり、あるいは、やはり警察官から「口座情報が漏れている、現金を引き下ろされている」などと言われ、約40分間も電話を切らせずに話を続けているところへ、自宅を訪れた「銀行員」と名乗る人間にキャッシュカードを渡して暗証番号を伝えてしまった、などというケースがあるといいます。

そうした「振り込め詐欺」は、これだけ注意を呼び掛けても手口を変えながら毎年増え続けているため、埼玉県警では、「振り込め詐欺撃退シート」を作成しました。
これは、だましの文言を9項目に分けて、例示したものです。

具体的には、以下の内容になっております。
○携帯電話の番号が変わった。他人(会社・友人)の携帯電話を借りている。
○風邪をひいた。ノドが変だ。病院で治療中だ。
○会社のお金を使い込んだ。会社を首になるかもしれない。
○交際相手を妊娠させた。示談金が必要だ。
○浄水器販売・健康器具販売の副業を始めて失敗した。
○株やFXの投資で失敗した。信販会社に借金がある。
○お金をすぐに振り込んでくれ。
○お金を代わりの者(会社の上司など)が取りに行く。
○あなたの口座情報が洩れています。キャッシュカードを預かります。

実際には、上記の項目以外にも、巧妙なだましの手口はありますが、ともかく、詐欺被害にあわないためには、必ず本人に自分で確認することが一番だそうです。
あるケースでは、なかなか電話を切らせない犯人に対して、「お客さんがきたから」と言っていったん電話から離れ、その間に息子に携帯電話で確認し、詐欺だと判明して電話を切ったということもあったそうです。

ともかく、「かけ子」は「受け子」が自宅に到着するまでしつように電話を切らせないで話を続けてくるので要注意です。
また、「警察官や銀行員がキャッシュカードを取りに来る」ということは、本当の警察官や銀行員ならば、絶対にしないことなので、こういう話が出てきたら、すぐに「詐欺」だと気が付いてほしい、と思います。

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