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「世界一受けたい授業」のスーパーダイエット術

本日、日本テレビ系列で放映された「世界一受けたい授業」のなかで、女子栄養大学副学長の香川靖雄氏が登場し、スーパーダイエット術について“講義”をしていました。
かつて私が雑誌の編集をしていた頃、女子栄養大学に何度か訪問し、そのたびに香川靖雄氏にお話しをうかがったことを思い出しました。

雑誌の企画でも、ダイエットについては何度か取り上げたことがありましたが、そのときに取り上げた内容が、今日のテレビでも紹介されていて、懐かしい気持ちと同時に、うれしい気持ちがこみ上げてきました。

番組で香川先生が冒頭におっしゃっていたとおり、「ダイエットとは単に食べる量を減らせばよい」というように、ダイエットを勘違いしている人がとても多いのです。
単純に食べる量を減らすだけのダイエット、特に朝食を抜くダイエットは、ほぼ100%、失敗に終わります。
なぜなら、食べる量を減らすと、足りない分を体の中の筋肉を消費して補うからです。
そして、筋肉が減っても、脂肪は減りません。
そうするとどうなるでしょうか。
筋肉が減るので、運動量が落ちます。そうすると、新陳代謝も落ちて、ますます脂肪を燃やすことができなくなります。
体重は減っても、それは筋肉が減るだけであり脂肪は減らないので、体脂肪率はどんどん上がっていきます。
さらに悪いことに、食べる量が少ないので、体は常に飢餓状態にあり、食べたものを脂肪に変えて蓄えていくようになります。
つまり、筋肉が減る代わりに脂肪がどんどんたまっていくのです。

繰り返しになりますが、こういうダイエットは、一時的に体重が落ちても、必ず失敗します。
なぜなら、筋肉が少なくなった分、代謝も落ちるので、食べたものを消費する能力も落ちていくからです。
そのあげく、ちょっと食べただけでも脂肪として蓄えられるようになる、つまり太りやすい体へと変化していきます。
ですから、リバウンドが起きてしまって、ダイエットする前よりもダイエットをしたあとのほうが太ってしまう、という結果に終わるのです。

では、ダイエットに成功するためにどうすればよいのでしょうか。
番組で香川先生もおっしゃっていたように、「ダイエットの最大の敵は、食べたいものをがまんすることによって生じるストレス」であり、このストレスをためるようなダイエットは、必ず反動が起こって失敗するので、そういうストレスをためないことが大切になります。
簡単に言えば、食べたいものを食べてやせるダイエットをすればいいのです。
そして、食べたいものを食べてもやせるために大事な鉄則が、以下の3項目となります。

1.1日3食をきちんと食べること。特に、朝食は必ず食べること
――人間の体は、朝起きてからお昼までの間、エネルギーを摂りいれることによって、体内の脂肪を燃やしやすくするスイッチがはいります。
逆に、朝食を抜くと、体が「飢餓状態」を認識するため、昼食以降に食べたものを脂肪として蓄えるようなシステムが働いてしまって、太りやすくなります。
ですから、ダイエットしたい人は、朝食を必ず食べることが大切なのです。
朝食を食べることは、脳を目覚めさせることにもつながりますから、学校に通っているお子さんは、その意味でも朝食は抜かないほうがいいのです。

ちなみに、朝、目が覚めたときに空腹を感じて朝食を食べられるようにするには、夜、寝る時間までの3時間の間は、何も食べないことです。
そうすれば、朝、空腹になります。
朝食を表す英語の「ブレイクファスト」という言葉の意味は、本来、「断食を破る」という意味なのです。

また、栄養バランスがとれるよう、さまざまな食材をまんべんなく食べることが大切です。
そのためにも、1日2食ではなく3食を食べないと、栄養のバランスを保つ食事が難しくなり、どうしても栄養の偏りや栄養不足を招いてしまいます。
栄養バランスが崩れると、やせることが難しくなります。

2.料理に工夫をする
――これは、当然のことですね。できるだけ油や脂肪を控えるような食材と調理方法によって、同じメニューでもカロリーを低く抑えることができるからです。

3.食べる時間と順序を考えて食べること
――たとえば、肉料理を食べる場合でも、脂肪が吸収されにくい時間帯があることがわかっています。
これは、「時間栄養学」を研究してきた香川先生ならではの理論ですが、午前10時から午後2時までの間の脂肪の吸収率は非常に低いので、この時間帯(食事で言えば、昼食)に肉料理などを食べればよいのです。
逆に、夜10時以降の脂肪の吸収率は、午前10時から午後2時までの間の吸収率の40倍にも跳ね上がるため、夜遅い時間帯に油の多い料理を食べると、すごく太りやすくなります。
ですから、ステーキや牛丼、カツどんなど、脂肪の多いものは昼食で食べるようにして、夕食では控えるとよいのです。
また、食べる順序が大切です。
肉料理を食べるときでも、肉やごはんを食べる前に、最初に野菜を何口か食べると、脂肪の吸収率がぐっと下がります。
ちなみに、番組では夕食を2回に分けて食べる、という「分食」を推奨しておりました。
これは、たとえば夕方6時頃におにぎりやバナナなどを軽く食べて適度に空腹をやわらげ、そのあと夜10時ぐらいに野菜を中心とした食事をする、というものです。
この「分食」の考え方は、今回、初めて知りました。
よく考えてみると、生活スタイルのためにどうしても夜遅い時間に食事をすることになる人にとっては、深夜の「ドカ食い」を防ぐために非常に有効であると思います。
「ドカ食い」のような食べ過ぎこそが、ダイエットの最大の敵だからです。

以上、上記の3点を実践すれば、食べたいものをがまんして食べない、というストレスを軽減しながら、脂肪を徐々に減らしていくことができます。
この「脂肪を減らす」ことが、本当のダイエットなのです。

実は、私も10年ぐらい前までは、深夜に牛丼を食べたり、脂っこいラーメンを食べたりしていて、今よりも太っていました。
しかし、香川先生の取材をして、こうした話を自分も実践した結果、特に食べる量を減らしたわけでもないのに、体重は70キロから60キロに減り、ウエストも86センチから79センチに落ちて、現在の体型になっております。
一度、脂肪がつきにくい体質に変わると、そのあとは、ときどき大食いをしたり、夜遅い時間に焼肉を食べたりしても、太ったりすることはなくなりました。

なお、番組では触れていませんでしたが、よく世間で流行するダイエットである「単品ダイエット」についてうかがったことがあります。
単品ダイエットとは、たとえば「バナナ・ダイエット」とか「ヨーグルト・ダイエット」などのように、ある種類の食べ物だけを食べるというダイエット法です。
このような単品ダイエットについては、栄養の偏りと栄養不足を招き、健康に悪影響を与えてしまうので、香川先生はやめるべきであると警告されておりました。
あるいは、低炭水化物ダイエットのように、ある食べ物を食べない、というダイエット法も、単品ダイエットと同様、栄養の偏りや不足を招くのでよくない、と指摘されておりました。

さて、ダイエットについては、その必要性を自覚していない方もおられると思います。
しかし、健康な体質を作るという意味で、スーパーダイエット術は有益であると思います。
ちなみに、香川先生の提唱するスーパーダイエット術は、ダイエットのみならず、健康にもとてもよい効果があることが認められているからです。
私は、このスーパーダイエット術のおかげで、血圧も血糖値もすべて正常で、生活習慣病とは縁の遠い体質となることができました。
考えてみれば、3食きちんと食べて、夜は脂肪を控える――これは、健康な食生活の基本でもあるので、当然のことですよね(^_^)v

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