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「バスを通してほしい」という要望にどう応えるか?

市民相談のなかで、少なくないのが「交通が不便なので、バスを通してほしい」という要望です。
高齢者の方で免許を持っていない方が、病院や駅などに行くとき、近くにバス停がないと、知人に車で送ってもらうか、あるいはそれができないときは、タクシーを呼ぶしかありません。
しかし、知人に車で送ってもらうのをひんぱんに頼むのは気が引けるし、かといってタクシーは高い。年金で暮らしている高齢者にとってはタクシーをしょっちゅう利用できません。

そこで、「バスを通してほしい」という要望になるわけです。
しかし、現実にバス路線がない地域というのは、理由があります。利用者が少ないがゆえに、その路線は経営が成り立たないからです。
では、行政が補助金を出してバスを通したら、どうなるでしょうか?
赤字を補助金で補てんするということは、つまり、市民の税金を使って赤字のバスを走らせることになります。
それを、ほかの市民の皆様が納得するかどうか、が問題です。

こうしたとき、行政の側は、「バスは赤字だからダメ」といつも簡単に拒否しますが、そういうと行政は無慈悲にしか見られません。
このようにバスを要望する声が少なからずある以上、さいたま市民に対して、「赤字のバスであっても、こういう市民の要望があるので、その赤字を税金で補てんする形でバス路線を市がつくってもよいか」という市民投票をおこない、市民の意見を聞くようにしてはどうか、と思っています。
つまり、市民の要望の多いものについて、明らかに赤字とわかっていても、市民が「イエス」と言えば、実現するようにするのです。
そうしないと、「バスを通してほしい」と要望されている方は、行政からいつも拒否されてばかりでは、不満がたまるばかりです。

行政としては、中立の立場に立って、市民の判断によって決める――そういうシステムを作れば、バスを要望されている方も、納得してくださるのではないか、と思っています。

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